角バリの原因：
ステンレスや鉄板を切断する場合、直線切断は通常問題ありませんが、角部分にバリが発生しやすくなります。コーナー部分の切削速度が変化するためです。ファイバーレーザーガス切断機のレーザーが直角を通過するとき、最初に速度が低下し、直角に達すると速度がゼロになり、その後通常の速度まで加速します。このプロセスでは遅い領域が発生します。速度が低下し、出力が一定（たとえば 3000 ワット）に維持されると、プレートが過剰に焼けてバリが発生します。同じ原理が円弧のコーナーにも当てはまります。円弧が小さすぎると速度も遅くなりバリが発生します。

解決
コーナースピードを上げる
コーナー速度に影響を与える要因は次のとおりです。
曲線制御精度: この値はグローバル パラメーターで設定できます。値が大きいほど曲線精度が悪くなり速度が速くなりますので、この値を大きくする必要があります。
コーナーコントロールの精度: コーナー速度を上げるには、コーナーのパラメータの値も増やす必要があります。
処理加速度：この値が大きいほどコーナーの加減速が速くなり、コーナーでの滞在時間が短くなりますので、数値を大きくする必要があります。
低域処理周波数：機械の振動を抑える周波数のことです。値が小さいほど振動抑制効果は顕著ですが、加減速時間が長くなります。加速を速くするには、この値を大きくする必要があります。
これら 4 つのパラメータを調整することで、コーナーの切削速度を効果的に高めることができます。

コーナーパワーを軽減する
コーナーパワーを下げる場合はパワーカーブ機能を使用する必要があります。まず、リアルタイムパワー調整を確認し、カーブ編集をクリックします。左下隅でスムージング方法を選択して、曲線のスムーズな移行を保証します。曲線内のポイントは、ドラッグするか、曲線をダブルクリックしてポイントを追加し、左上隅をクリックしてポイントを削除することで調整できます。上の部分はパワーを示し、下の部分はスピードのパーセンテージを示します。
コーナー部のバリが多い場合は、左ポイントの位置を下げることでパワーを軽減できます。ただし、小さくしすぎるとコーナーが切れなくなる場合がありますのでご注意ください。このとき、左の点の位置を適切に増やす必要があります。スピードとパワーの関係を理解し​​てカーブを設定するだけです。